江戸時代・17世紀末
胴径10cm 高32cm
売約済み
江戸時代における柿右衛門作品は、皿や鉢のほか、鳥や馬などの動物や婦人、童子などの立体作品も制作された。
この作品は両手で壷を抱えた立ち姿の婦人人形で、小袖、打掛は、ともに花や蕾を全面に散らした文様が描かれている。
髪の結い方や装束からも琉球の女性を表現していると思われる。
当時ヨーロッパの王侯貴族の宮殿を彩る調度品として海を渡ったこの人形は、
大きく開いた壷の口に蝋燭を入れて燭台としても使われていたと考えられる。
東洋の雰囲気漂うこの人形は、王侯貴族を魅了していたに違いなく、
また柿右衛門人形の中でも、数が少なく貴重な作品である。
江戸時代・17世紀末
高33cm(金具含む) 長径19cm
売約済み
江戸時代にヨーロッパの王侯貴族の宮殿を彩る調度品として制作されたこの六角壷は、
ハンプトンコート壷とよばれており、イギリスのメアリー2世のコレクションとしても有名である。
板作りによって成形され、垂直に立ち上がった六角形の口作り、
胴体部分のエッジの効いた鋭い面取りなど、
盛期柿右衛門の技術の高さを随所に見ることができる濁手作品の逸品といえる。
壷胴部の面には二種の花文を交互に描き、肩部には赤地に花唐草文を巡らせ、
菱花形の窓絵の中に花文を描いている。壷の上下にフランス製の金具が添えらえて
いるが、この壷はランプスタンドに生まれ変わり、伝世している作品。
これらの六角壷は、美術館やコレクターの一部のコレクションにあるのみで、
大変貴重な作品である。
江戸時代・17世紀末
径10.5cm 高6.2cm
売約済み
稜花形といわれる美しい形状の濁手柿右衛門向付。
棕櫚や蘇鉄の文様と岩場から生える梅文様を、
器周囲に廻らせる、小品ながらもバランスの良い盛期柿右衛門の逸品。
器見込には五弁花を描く。高台内は無文様。
状態はおおむね良好。
五客揃。
江戸時代・17世紀末
高 39.2cm
売約済み
江戸時代における柿右衛門作品は、皿や鉢のほか多くの立体作品も制作された。
鳥や馬などの動物のほか、動きのある姿を表した婦人人形や童子などもある。
型による成形のため、柿右衛門人形についても、同じ姿の人形が伝世しているが、表情もそれぞれ違い、衣装についても、一体ずつ違う文様が施されている。
この作品において、春秋の花である桜と紅葉を散りばめた意匠は、柿右衛門婦人人形らしい、華やか且つ上品な印象を与えている。
補修有
江戸時代・17世紀末
径24.4cm 高4cm
売約済み
江戸時代、元禄期頃に製作された盛期柿右衛門の輪花皿になります。
色絵を華やかに見せるために、濁手と言われる真っ白な磁器を作る事に成功した柿右衛門が、ヨーロッパ王侯貴族の使う最高級食器として、輸出した作品になります。
松竹梅と鳥が描かれたこの図柄は、柿右衛門の濁手作品を代表する皿であり、多くの美術館や図録等にも掲載されている有名な作品です。
この構図と同じ図柄で寸法の違う作品が、大中小の3種類製作されていますが、その中でもこの皿は一番大きなタイプになります。
器の縁に銹釉が施されていることで、器全体が引き締まり、
輪花の形も際立った印象を与えている、盛期柿右衛門の優品といえます。
小ホツ有
江戸時代・17世紀末
長径16.2cm 高10.5cm
売約済み
江戸時代、ヨーロッパの王侯貴族による特別注文品として、
当時海を渡った柿右衛門の水注になります。
芙蓉手とよばれる一つ一つの区画を染付にて区切り、
その中を色とりどりの草花が伸びやかに描かれています。
当時の水注は、やや小ぶりの作品が多い中、
この作品は使いやすいサイズの水注といえます。
近年、日本へと里帰りをした作品になります。
補修有
江戸時代・17世紀末
径18.5cm 高3.3cm
売約済み
型を用いて稜花形に成形させた、盛期柿右衛門の華やかな輪花皿。
太湖石から上に伸びる竹に、羽をやすめる鳥の姿が描かれている構図は、よく見ると目を大きく開いた鳥の表情や、たわんだ竹にしがみついているように見える鳥の姿等、微笑ましくもあり実に愛らしい。
江戸時代・17世紀末
長径19.3cm 高8.8cm
売約済み
濁手とよばれる美しい乳白色の素地に、珠をくわえた微笑ましい文様の獅子を二か所に描く柿右衛門隅入鉢の逸品。
赤く美しい毛並みで覆われた獅子の姿は、力強いエネルギーを放ち、まるで燃え上がる炎のようにも見える。
鉢の側面には、宝尽しの意匠が描かれている。
補修有
江戸時代・17世紀末~18世紀初
盃 径 6.7cm・托 径 10.8cm
売約済み
ノミホツ有
江戸時代・17世紀末~18世紀初
盃 径 6.5cm・托 径 11.2cm
売約済み